プニッとですね
架空の生物「実装石」のサイト 18歳未満閲覧禁止
少し冷たい雨が降っていた5月中旬のある日、昼食を食べに出かけた。公園の隣の狭い路地を歩いて、イチョウの木の下の乾いた地面に実装石一匹が丸まっているのを見た。 大きさで見ると仔実装なのだろうか。服はボロボロ、髪は乱れていた。たいへん汚れている様子だ。人を見ても逃げないのを見ると死にかけているのだろうか。俺と目が合った時も「テチㅡ…」と力なく鳴いた。 「すまない。今おまえにあげられるものはないんだ。」 […]
※飼い実装のいる飼い主の視点からみた作品のようです 「あの仔はいい仔デス。妹たちをよく世話し、ママを助けたりもしたデス。」「歌も踊りも一生懸命練習し、愛嬌もあるデス。人間さんも必ず喜ぶはずデス。」 リンガルに表示されるのは誉め言葉。口数も多くかなり賢いタイプだ。一方、公園では別れが終わったようで親がゆっくりと歩き始めた。妹たちは涙を流しながら長女を見送っていた。 公園を見ていたミドリが声を出した。 […]