作品

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マグマ

「あれ、まだ残ってたのか?」俺は机の奥のほうに、ホッカイロが残っているのを見つけた。うららかな陽気の続く四月初旬になっては、もう用のないものである。「来シーズンまで置いとくかな」そう思い、再び机の奥にしまいこもうとしたそのとき、玄関のドアに据えられている郵便受けに何かが突っ込まれるような音がした。DMか何かかと思って見に行くと、郵便受けの中から鳴き声がする。「……託児か」安アパートの一階にあるこの […]

『バトリング』

かつて、あの生々しき歌に育てられた実装石達。自尊心を守る誇りを、ぶ厚い面の皮で包んだ糞虫達の、ここは、墓場。無数の虐待派達のギラつく欲望にさらされてコロッセオに引き出される拾ってきた野良実装。魂無き玩具達が、ただ己の生存を賭けて激突する。次回、『バトリング』。ナナメ45°から、実装石に熱い拳が突き刺さる。

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