実装五輪:ジャンプ競技
「さぁやってまいりました、四年に一度の祭典。実装石による、ふたば町公園五輪。
まずは第一種目、滑り台ジャンプとなっております。各選手どう見ますか解説のとしあきさん」
「そうですね、どの選手も意気込みを感じますね。優勝賞品のステーキ肉1kgに
目がくらんでいるのでしょう。愚かとしか言いようがありません」
「なるほど、実装石らしい欲深さが原動力であると。おっと早速ですが
競技が始まるようです。まず最初の選手は齋藤家のコノハちゃんとなっております」
「コノハちゃんはこの日のために体重を落としてきたと聞いています。
齋藤さんの話によると3日は何も食べさせていないらしく、大きなジャンプが期待できますね」

「絶食のため体力が無いのか、よたよたと滑り台を上がり位置につきます。
スキー板を足に装着し終え…さぁスタートしました!」
「いいスピードですよこれは」
「そして滑り台に設置されたジャンプ用スロープから飛んだぁ!なかなかの飛距離ですが…
あぁーっと!?着地に耐え切れなかった!砂場に体ごと突っ込んでしまった!」
「いやー、フォームは良かったんですけどねぇ。これは得点になりませんね」
「着地失敗のため記録は0m!あっと、コノハ選手、これは…両足骨折のため
2度目のジャンプは棄権するようです。コノハ選手、悲鳴が痛々しい」
「着地点が砂場でなければ悲鳴も出せない状態だったでしょう。絶食した甲斐もありません」
「まったくですね。さて次の選手は小澤家のマリモちゃんですが…おっと、これはなんと禿裸!?」
「これはまた大胆な戦法を取ってきたようですねぇ。邪魔な服とやたらと量の多い髪を
取り払うことによって、空気抵抗を減らし体重も軽くしようということでしょう」
「マリモ選手、飛ぶ前から血涙を流しております。冬の寒さに震えているようですが?」
「絶食などはしていないそうなので体力は充分と言えるでしょう。
コノハ選手と違い着地にも期待が持てますね」
「さぁ震えながらもマリモ選手ただいまスタート!いい姿勢です!」
「きっちり練習してきたようですねぇ。ジャンプのフォームはどうでしょう。
さぁ飛び出して…おっとこれもいいですよ!」

「飛んだ飛んだ、大ジャンプ!マリモ選手、砂場も跳び越して悠々と今、着地…
いや着地点にシーソーがあったぁ!マリモ選手、シーソーに激突ッ!!」
「いやー飛びすぎましたねぇ。本来は砂場に着地しなければならないんですが。
マリモ選手、頑張りすぎましたねぇ」
「審判が赤旗を揚げております。どうやらマリモ選手、絶命ということのようです」
「齋藤さんも小澤さんも選手を失い悔しそうで…もありませんねぇ。
互いに健闘を讃え合っているようですね。美しい光景です」
「以上、選手2名の棄権ということになりジャンプはこれで競技終了と言うことになりますが。
いかがだったでしょう、解説のとしあきさん」
「いやー、今回も記録は出ませんでしたねぇ。もっとも記録には期待してませんが」
「やることに意義があると。なるほど、ありがとうございました。
ではみなさん、次の競技でまたお会いいたしましょう!」
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