デーナンのペットコーナーに来た

たまには店売り実装でも見て回ろうと思いデーナンのペットコーナーに来た
一大実装ブームが去ってショップも様変わりをしたようだ

このディスプレイには、見るからにバカ・糞蟲性ありのやつ・そこそこ賢そうなの・ウジチャンをまとめている

一匹あたり激安200円らしい

他にもディスプレイがあるが、どれも同じようなもんだ

ガチャガチャ感覚になってしまったのだろうか

まーどうしようもないやつなら原価0円だし…?

それと禿裸を雑に混ぜるな店員さん

少し寂しさを覚えた俺は家に引き返すことにした

気が向いたら一匹くらいつまんであげよう

結局昨日の今日でペットコーナーに戻ってきた
賢そうなのにしようかと迷っていたが、隅にいた禿裸が気になって仕方がなかった

この前リリース遊びで自傷にまで走ったあの仔実装を思い出したからだ

付属品(髪服等)が無いから100円でもいいよとの店員さんのひと押しが俺の背中を押した

こんな蟲をカゴにまで入れて渡してくれるのだ、100円だけでは忍びないと思い、目についた首輪もお買い上げだ

あいかわらず呆けている禿裸の入ったカゴとレジ袋を持ち俺は家路についた


連れ帰った100円を水槽に移した
さっそく値引きの義理で買った首輪(こいつが5匹買える)を付けてやる

実装一般的にこの首輪というやつは、ニンゲンに飼われて(飼わせて)いますを意味するそうだ

相当なご身分らしい、こいつは禿裸だけどさて、名前でも付けてやろうかとした時、この禿裸は現実を正しく認識できたようだ

おおかたしょーもない諍いで禿裸に剥かれたマヌケだったんだろう喜び方も大マヌケだ、野良でそれやったらもう囲まれてるぞ

ああ、名前も餌やトイレの話も追々でいいか

それにしてもこいつ、本日良いことが続いてるな…

髪やら服やらあれば代償にサクっとむしれたのに

ギブアンドテイクで健全な生活を と思っていたのだがうーん…

は?歌?踊り?テッテロケ~と歌いながらイゴイゴするだけだろ…ハァ…ここまでトンチキな事を言うやつだったとは…


特に何か用意していた訳でもないし…
と周囲を伺っているとコーヒーカップに突き刺さったスプーンを発見これで楽しい代償を頂こう微妙に馴れ馴れしい感じ出てきたなこいつ…


いきなり石をいただくのも忍びないし似た感じの目をいただいてしまおう
たしか両目が機能しない間は避妊効果もあるんだろ?一石二鳥でよきかな

もっとこう、プリュッと取れると思ってたんだが意外と粘るね眼球ちゃん

あーあー得意の脱糞しちゃったよ

しかし眼球を引き抜かれたのにパキンもせずそこそこ元気なところを見るとしばらく一緒に暮らせるね、実装ちゃん


スプーンに対するトラウマが根付いたようだ
モノを見る、スプーンで音を立てる、果ては俺が「スプーン」と口にするだけでテッチコテッチコ逃げ回る

愉快なのでしばらくこれで遊べそうだ糞の処理は少し面倒だけどな…


甘いものと怖いもの、両方置いたらどうなるでSHOW
…ピクリともしないぞと思ってたら気絶していた

仮死までいかないのは珍しい現象なのかもしれない


コイツを買ってから風呂なんてものに入れていなかった事に気づいた
情報誌なんかには「実装ちゃんはこんなにも綺麗好き!」という風呂入れ奨励記事が踊っていた

「あなたのラグジュアリィな実装ちゃんの髪にパンコーン」「コスパ最高じそ髪」

どれもコイツ一匹にかけてやるようなコストに成り得なかった

それでもさすがに実装臭は抑えたいと思い家中をひっくり返して出た結論がスプレー洗浄だ

空のファブレッフンのスプレーボトルに少々の砂糖とエナジードリンク、そして酸素系漂白剤を入れ、残りは水道水だ

元がニオイ消しのボトルなのが幸いしてなんとなくいい匂いがする

そしてデタラメに混ぜた成分によって実装ちゃんは長生き元気元気!…のはずだ、実際糞もしてるし経皮吸収でも大丈夫だと思いたい面倒くさがりな虐待派諸兄もお試しあれ


さあ今日はこいつを公園に連れてやってきた
いきなり野放しは危険なので特等席を用意してやった

そして少し騒がしい草むらの方に向かってみると…なんと禿裸が禿裸を量産しているではないか

とっととリンガルを起動させてみたところ

「ヤメルテチュドレイ」

「オマエもドレイしてやるテチュ」

と、どうやらドレイの禿裸が飼い主(の仔だろう)を同じ目に合わせようとしていた

手のひらに乗った俺ん家の禿裸は脂汗をかき震えながら、野良の日常を目に焼き付けているようだ

と、ここで最後の砦である前髪が豪快にブチ抜かれた

元ドレイ飼いの身分がドレイそのものになった瞬間だ

本石もヒエラルキー真っ逆さまなのは分かっているようで、倒れ込んだままショックの脱糞をしている

泣こうが喚こうが、ほーら周りの同胞達はあざ笑い、ドレイへの投糞を始めた(親が知らんぷりしてないか?)

これが野良の現実だよ、そう言い聞かせて今日は帰宅した


初めての外出から帰り、あの禿裸は自分の立ち位置がよく分からなくなっていた
見てきたように、禿で裸、つまりゴミ以下の身分であることを再認識したのだ

しかし飼い主の俺がいる、特に苛烈な虐待を行うわけでもなく身の回りの最低限の世話くらいなら焼いているのだ

認識に齟齬が発生したせいか少しばかり殊勝な心がけも行うようになった

例えば俺が糞を片付けてやるとお礼とお辞儀をする

まー安穏とした生活が続いたが残業が続いていた俺は無性に当たり散らしたい気持ちだった

そこにきてまた糞の掃除だ掃除はいいストレス解消法!なんて聞いたが、現実問題煮えたぎっていては効果はまるでなしだった

今日もお礼とお辞儀をする禿裸

片付け終わった部分は糞のカスやら汁が残っているという訳で、禿裸に手伝ってもらうことにした

理不尽だが虐待とはこういった事も含むのだろう

仔実装を飼い始めて結構経った
雑に扱う事はあっても虐待らしい虐待もせず安穏とそいう訳でハゲ首輪が寂しがると忍びねえので今回はオトモダチを連れてきてやった

このオトモダチも雑な実装コーナーで手に入れたものだ

性格も攻撃的で糞虫寄り、要求も多いが癇癪を起こして脱糞してまわる事はしない

ギブアンドテイクの道理にかなったことならば納得する暴れん坊といった所だ

そして今回こいつには名を与えてある

高貴にしろとうるさかったので実在した貴族の名前「ポンポンヌ」と(女の名では無いが)それと飼いの証たる首輪を要求されたが、それは自分で掴み取れ、と先住者を指差しておいた

首輪有りハゲハダカvs名前ありフルアーマーどのように戦うのかすごく楽しみだ