実装ペットブーム

当時社会現象とまでなった実装石
生体などに謎が多く、小さい妖精さんみたいとの事で大人気だった

今では考えられない事だが、部屋で放し飼いをする飼い主の比率はなんと80%!あの人間ありきのウスノロナマモノが必死に後を追いかけてくるのがたまらなく可愛い!とのことだった

そういった事もあり特に仔実装が飛ぶように売れたそうだ

しかしブームに暗雲立ち込める
呪われているとしか言いようのない儚さが各家庭で露呈していったのだ

手で少し強く握ったら雪の結晶だけが残った~そんなものならどれだけ良かったことか

例えば放し飼いのドアの開閉、人間にはなんとなくで済ませる動作だが小さい上儚い仔実装などでは…言わずもがな生きるか死ぬかの拷問器具なのです

ここで飼い主が気づけば良いのですが、そのような幸運はめったに無かったと言います

おっと気づかなかった飼い主がほとんど締めちゃいましたね
おかげで仔実装はパニックの末無理矢理体をドアから引き出しました

あらら、大事なお服や髪の毛右腕をドアに食べられてしまっています

そして半身は緑色のもみじおろしになりました

ここにきてようやくあらゆるTPOを無視して排出される糞便、体液盛りだくさんですね

こうしてべったりくっついた部屋の頑固な染みと臭いに参った謎のナマモノ飼育者は、年々減って行くことになりました

このように社会の認識が曖昧な頃、実装石達は幸せだったのでしょうか

制作・著作 NJK